▼野球の独立リーグ、群馬ダイヤモンドペガサスのナイターを観戦した。11日の前橋市民球場。そよ風やカクテル光線が心地よい。木曜で客はまばらだったが、目当ての選手でもいれば楽しめそうだと感じた

 ▼日本野球機構(NPB)や米大リーグを目指す若者の受け皿として、四国アイランドリーグplus(四国IL)が2005年、ペガサスが加盟するBCリーグが07年に発足した。10年がたち、独立リーグの存在感が増している

 ▼今月上旬、藤川球児投手の高知入りが注目された。日米の複数球団からの誘いをよそに出身地の球団を選んだ。高知が加盟する四国ILの鍵山誠CEOが「トランジット(乗り継ぎ)の場所になればいい」と指摘するように藤川は次を見据える

 ▼日本ハムやDeNAで活躍したペガサスの菊池和正投手(樹徳高―上武大出身)も同じ思いだ。コーチを兼任し、地元球団の技術や人気の向上を目指しつつNPB復帰をにらむ

 ▼ペガサスからオリックスに戻り主軸を担うカラバイヨの例もある。若者の育成にとどまらず、人気選手の一時的な受け皿として機能し始めている

 ▼ペガサスは昨季、「ラミレス効果」で入場者が前年比1・5倍に増えたが、今季はそれを維持できていない。球団は新たな流れに乗って選手獲得を模索中。ファン拡大のチャンスをつかめるか。