▼サクラの開花とともに入社した新人の多くは今、研修の真っ最中。幹部や先輩からまず、教えられるのが、「聞く耳を持つこと」。社会人として他人から吸収したり、良好な人間関係を築くために必要な要素とされる

 ▼県議選が告示され、県内は約1カ月間、選挙一色に彩られる。人口減少社会が現実味を帯び、地域の再生策、活気あるまちづくりへの戦略が主な争点だ

 ▼花曇りの中、前橋市内で論戦に触れた。「産業を育成し、工業団地の造成を進め、ものづくり群馬の力を伸ばしていきたい」「子育て支援は待ったなし。介護支援も充実させ、女性が働きやすい環境をつくる」

 ▼県議は、国会議員と市町村議の間で、仕事が分かりにくく、距離を感じる有権者が少なくない。その距離を縮めようと生活に密着した課題をテーマにマイクを握る候補者が多い

 ▼統一地方選前半の県議選、後半の市町村長・議員選は、地域の将来を決める選挙だけに投票率が注目される。最近の県内選挙は低迷しており、昨年末の衆院選は51・72%で過去最低を更新。2人に1人が棄権した

 ▼地域再生には住民の意識が大切だ。人口減という、危機的な状況を前にした選挙。各候補の主張に積極的に耳を傾け、これからのまちづくりを考える機会にしたい。政策を見極めた上で一票を投じる。政治に無関心ではいられない。