▼大阪・道頓堀の繁華街に中国語が飛び交う。夜のドラッグストアのレジには長い列ができ、買い物かごには化粧品などたくさんの商品が入っていた。出張先でそんな場面に出くわした

 ▼18日から始まった中華圏の旧正月「春節(しゅんせつ)」の連休に合わせ、中国や台湾から大勢の観光客が来日。東京・銀座の百貨店もにぎわい、海外の有名ブランドの買い物袋を手に“銀ブラ”を楽しんでいた

 ▼観光庁によると、昨年の訪日中国人1人当たりの支出額は約23万円で、外国人平均の約15万円を大きく上回り、その旺盛な消費行動は「爆買い」と呼ばれるそうだ

 ▼昨年の訪日外国人は前年比で約3割増の1341万人となり、過去最多となった。円安に加え、昨年10月から外国人客の免税制度が拡充されたことも追い風となったようだ。消費総額も初めて2兆円を突破、国内景気の下支えにつながっている

 ▼ただ、文化や習慣の違いからマナー問題が少なからずあり、大阪のホテルでは午前0時を過ぎて廊下から聞こえてきた中国語の大声にはあきれた

 ▼5年後の東京五輪・パラリンピックに向けて訪日外国人は一層の増加が見込まれる。県内でも外国人宿泊客は増えており、一昨年は過去最多の9万6950人となった。全国の観光地で外国人誘客が熱を帯びることが予想され、本県も知恵を絞る必要があるだろう。