▼視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚―。子どもへの食育では「五感で味わう食べ方を育もう」と薦める。盛りつけ、香り、歯応え、舌ざわり…。五感を刺激すれば、もっとおいしく食べられるそうだ

 ▼旬の食材がそろい、食欲をそそられる秋。食べる楽しさを実感し、食すれば食するほど究極の味に出合いたくなる。暖衣飽食の時代とはいえ、食は健康の源であり、おいしさは元気の源だ

 ▼食への関心の高まりか、人気の一品を決めるフードイベントがめじろ押しだ。安くて庶民的なB級グルメの食べ比べから料理の種類を肉やラーメン、カレーに絞ったり、名店によるギョーザと空揚げのバトルまで

 ▼まちおこしや被災地の復興支援を目的にした催しもあり、趣向を凝らした企画に多くの“食通”が集う。高崎市では9日、15店舗が腕を競う「キングオブパスタ」、お菓子の力でみんなを笑顔に―をテーマに「高崎菓子まつり」が開かれる

 ▼「パスタのまち高崎」を象徴するキングオブパスタは6回目。地元の食材を使ったオリジナルメニューが出品され、来場者の投票でことしのキングを選ぶ。菓子まつりは市内の和・洋菓子店が自慢の品を並べ、菓子づくりも体験できる

 ▼「食」を通した試みが地域に活力を与える。オリーブオイルの風味が漂い、お菓子の甘い香りに包まれる一日。味覚の秋を楽しんでみては。