群馬大医学部附属病院(群馬県前橋市)で昨年4月、担当医が60代患者のカテーテルを抜いた際、患者の意識レベルが低下する医療ミスが起きていたことが12日、分かった。病院によると、12月中旬時点で患者の意識障害は回復しつつあるが、以前の容体には戻っていないという。

 事案を受け、病院は外部委員2人を含む医療事故調査専門委員会を設置。同委員会は、カテーテルを抜いた処置の際、血管に空気が入り、臓器への血液の供給が妨げられて意識障害が起きた可能性が高いと結論付けた。

 再発防止のため、今回の事案で使われたカテーテルに関する院内マニュアルを改善し、全職員を対象に研修を実施した。今後も定期的に開く方針。同病院は「患者さまやご家族に深くおわびします。再発防止の徹底と医療安全対策に努めます」としている。