大型トラック(画面上)と、外れて転がるタイヤ2輪が写った防犯カメラ映像(提供写真)

 群馬県渋川市半田の国道17号で12日午後に大型トラックからタイヤが外れ、歩行者に直撃した事故で、外れたのは昨年12月上旬に履き替えた冬用タイヤだったことが13日、運行する会社への取材で分かった。タイヤ交換は業者に依頼し、事故後、タイヤのナットが外れた状態だったとしている。渋川署が脱輪した際の状況などを調べている。

 同社の男性経営者によると、事故直後に現場に駆け付けると、ボルトは折れておらず、ナットが外れていたという。同社では普段からナットの緩みを目視したり触ったりして確認しているとし、「当日の点検でも異常は見られなかった」と説明。「今後は器具を使った点検などを行い、再発防止に努める」とした。

 事故は、国道を走行していた大型トラックの左側後輪から、直径1メートルほどのタイヤ2本が突然脱落。転がった1本が中央分離帯や反対車線を越え、約500メートル先の歩道を歩く同市の男性(45)にぶつかった。男性はあばら骨を折るなどの重傷を負った。

 事故を受け、県トラック協会(武井宏会長)は13日、県内の会員990事業者に対し、点検の確実な実施を求める緊急通知を出した。