本番に向けて練習を積む群馬県代表中学生の(左から)小泉、黒沢、落合

 全国都道府県対抗女子駅伝は16日、京都市のたけびしスタジアム京都(西京極陸上競技場)発着の9区間42.195キロで行われる。群馬県は1万メートルで日本歴代2位(30分45秒21)の好記録をマークした不破聖衣来(せいら)(拓大、健大高崎高出身)ら中学生から社会人まで各世代トップレベルの13選手を選抜。昨年11月の東日本女子駅伝で優勝したメンバーを中心に上位を狙う。

 「優勝を狙えるメンバー」と永井聡監督は戦力を分析する。不破に加え、昨年の東日本女子駅伝、全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)で連続1区区間賞の岡本春美(ヤマダホールディングス、常磐高出身)、クイーンズ駅伝で2区6位と好走した樺沢和佳奈(資生堂、同)ら成年世代の実力者がメンバー入りした。頂点を狙い、1区岡本、2区樺沢で好スタートを切り、最長9区(10キロ)に不破を配置するオーダーが理想という。

 一方で、ロード・駅伝のシーズン終盤に差し掛かり、選手たちに疲労感が出てくる時期でもある。不破も昨年10月の全日本大学女子駅伝を皮切りに、東日本女子駅伝、全日本大学女子選抜駅伝など、立て続けに好走してきた。永井監督は「無理をさせすぎるのは良くない。よく相談して区間を決めたい」と他区間での起用も視野に入れる。

 ベストオーダーが組めない可能性もあるが、永井監督は「どんな状況でも入賞は達成したい」と話す。高校生は昨年の全国高校駅伝に出場した常磐高のエース並木美乃ら4人が起用される見込み。他県の実業団選手と競う区間もあり、高校生が鍵を握りそうだ。

 中学生は選考会を経て3選手が選ばれ、練習会を重ねてきた。小泉咲菜(伊勢崎四中)は東日本女子駅伝で8区の区間賞に輝き「自信が付いた。今回も優勝に貢献できるよう、精いっぱい走りたい」と頼もしい。落合優希奈(甘楽中)は「東日本で群馬の中学生の活躍を見て、頑張ろうと思った」と刺激を受けて代表入りにつなげた。

 昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となり、開催は2年ぶり。中高生にとっては強い先輩とたすきをつなぐ貴重な機会だ。黒沢心菜(藤岡東中)は普段からヤマダHD陸上部のブログを読むなど憧れているという。「輝いている先輩方と走れることが楽しみ。群馬の代表として責任を持って挑みたい」と意気込む。

【群馬県代表】

▽監督 永井  聡(東洋大)

▽選手

 氏 名  年齢  所 属   自己ベスト

岡本 春美 23   ヤマダホールディングス
              ※31分41秒00

樺沢和佳奈 22   資生堂 ★15分48秒06

坂尻 有花 22   立命大 ★16分5秒25

荻野 実夕 21   ヤマダホールディングス
              ★16分5秒83

不破聖衣来 18   拓大  ※30分45秒21

並木 美乃 18   常磐高 ☆9分8秒05

山田  愛 18   健大高崎高 
              ☆9分48秒13

高橋くるみ 16   常磐高 ☆9分52秒74

羽入田暖愛 15   常磐高 ☆9分54秒87

清水 愛実 15   健大高崎高 
              ☆9分46秒31

落合優希奈 15   甘楽中 ☆9分56秒88

小泉 咲菜 15   伊勢崎四中 
              ☆9分51秒71

黒沢 心菜 14   藤岡東中
              ☆9分59秒45

(※は1万メートル、★は5000メートル、
☆は3000メートル)