▼「新鮮力」を今季のスローガンに、Jリーグ2部を戦うザスパクサツ群馬。2試合を残してなんとか残留を決めた

 ▼秋葉忠宏新監督を迎え、チーム名も新たに期待を抱かせた9年目は下位をさまよう。勝ち点を奪い合う長丁場のリーグ戦。自らのスタイルを貫きたいのが身上だが、互いの戦力を推し量りながらストロングポイントのつぶし合いが続く

 ▼ザスパは選手が大幅に入れ替わったこともあり、戦術がうまく浸透しなかったのか、熟成度が高まらないまま試合を重ねた。頂上を望まなければ成長はないと、あえて「昇格」を当初の目標に掲げたが、節を追いながら終盤にかけての勝ちきれない戦いぶりに、「残留」へ下方修正を余儀なくされた

 ▼一丸となった気迫のプレーで踏みとどまった結果に、指揮官は「二度と残留争いがないように」と手綱を締め直す。2005年のリーグ加盟から最高位は08、11年の9位。1999年に10チームで始まったJ2は、現在22チームが群雄割拠する

 ▼来季は下部にあたり、降格チームの受け皿となるJ3が発足。昇格、降格をめぐり〝戦国〟の激闘に一層の拍車がかかる。ザスパにとって10年目の節目。なんとしても昇格争いに絡んでほしい

 ▼幸いチームは若い。J参入時のスローガンは「インパクト」。原点に立ち返ってリーグに衝撃を与える力を備えたい。