群馬県の渋川伊香保温泉観光協会は17日、2021年の同温泉の年間宿泊者数が前年比19%減の54万2847人にとどまり、過去最少だったことを明らかにした。新型コロナウイルス感染拡大の長期化が、温泉街に深刻な影響を与えていることが浮き彫りになった。

 同協会によると、例年は年間約100万人が宿泊するが、感染拡大が顕著になった20年3月以降、客足が急速に落ちたという。20年は夏場に政府の観光支援事業などもあり、一時は盛り返したものの、19年比で63%となる67万432人に落ち込んだ。

 21年は1月から客足が鈍く、夏場に観光支援もなかった。12月は20年比で150%と盛り返したものの、年間では約12万8000人下回った。

 再び感染が拡大し、今月19日から県の観光支援事業「愛郷ぐんまプロジェクト」が停止されることが決まり、キャンセルが出始めている。同温泉はコロナ後を見据えて少人数客向けにリニューアルを進めており、関係者は感染の早期収束を願っている。

 市によると、年末年始(12月29日~1月3日)の同温泉の宿泊者数は前年同期比190%の2万2576人。20年同期と比べて7割まで回復していた。