日本の伝統芸能に親しんでもらおうと、文化庁による能と狂言を学ぶ特別授業が17日、群馬県館林市の館林一小(上村哲也校長)で開かれた。6年生84人が、演目を鑑賞したり、所作を体験したりして能楽への理解を深めた=写真

 男が棒に縛られたまま酒を飲むのに苦心する狂言「棒縛(ぼうしばり)」、天女が美しい舞を披露する能「羽衣」の一部を鑑賞した。講師を務めた能楽師の武田伊左さんらは、能面の角度でさまざまな表情ができることや、舞台に欠かせない楽器を説明した。児童らは実際にすり足や鼓のたたき方も体験した。

 生で初めて能楽を見たという横塚亜衣香さんと市川葵椛(きいか)さんは「声の響きや演技に迫力があった」と声を弾ませた。武田さんは「今日体験した能楽が、日本文化の一つとして子どもたちの記憶に残ってくれたらうれしい」と話していた。

 文化庁の「子供のための文化芸術鑑賞・体験支援事業」の一環として開かれた。