新型コロナウイルス感染症で、群馬県と前橋、高崎両市は19日、新たに10歳未満~90代の男女444人の陽性が判明したと発表した。1日当たりの陽性者数としては18日(375人)を上回り、2日連続で過去最多を更新した。400人台は初めて。県内での感染確認は再陽性を含め累計2万275人(うち182人死亡)となり、2万人を超えた。

 県内1例目は2020年3月7日に確認された。陽性者が累計1万人を超えたのは1年5カ月後の21年8月だったが、その後は5カ月で2万人を超えた。

 県によると、19日までの1週間の平均陽性者数は303.7人で、12日までの週(99.0人)の約3倍。年明けからの第6波は、1日当たりの陽性者数が第5波のピークだった昨年8月28日(367人)を上回る規模になっている。19日夜時点の病床稼働率は44.9%で、第6波では初めて4割台になった。

 重症者数は現状0~1人で推移している。だが、県は感染拡大が急速で、重症者は今後増える可能性が高いと指摘。重症化リスクのある高齢者らを守るとともに医療逼迫(ひっぱく)を回避するため、基本的対策の徹底を呼び掛けている。

 19日は4件の新規クラスター(感染者集団)が発表された。高崎市の高校では生徒18人の陽性を確認。藤岡市の高齢者施設と併設の介護事業所では入所者6人、職員1人、通所職員1人が判明した。前橋市の保育施設は園児3人と職員4人が陽性だった。同市の福祉事業所は入所者4人と職員1人が確認された。

 既に判明しているクラスター関連は、前橋市の高校で新たに生徒4人の陽性が確認され、計80人となった。伊勢崎市の高校は生徒22人と職員2人で計40人。館林市の高齢者施設は職員1人と入所者1人で計32人。富岡保健所管内(富岡市、甘楽郡)の医療機関は患者1人で計25人。桐生市の高校は生徒1人で計14人。前橋市の製造工場は従業員3人が確認され計8人。