高次脳機能障害について語る繁野さん

 外傷や脳卒中などにより、脳の高度な認知機能に障害が生じた人や家族を対象にした「ぐんま高次脳機能障害リハビリテーション講習会(同実行委員会主催)」が20日、オンラインで開催された。作業療法士の繁野玖美さんが「地域生活支援『繫(つな)ぐ』」と題して講演した。

 繁野さんは高次脳機能障害を持つ人の支援実例から、支援者や地域は何をすべきかを伝えた。「高次脳機能障害は人生の問題」として、支援する側がチームとして障害者の生活に関わることができる体制づくりの必要性を訴え、互いに支え合うことができる地域づくりの重要性を説いた。

 高次脳機能障害が生じた家族を持つ3人が、体験談を話し合う対談も行われた。周囲に理解されないことへの悲しみや、同じ症状を持つ家族と出会って心が休まったことなど率直な気持ちを互いに伝え合った。

 同講演会は事前募集した約300人を対象に公開した。24日午前0時まで配信されている。