群馬県桐生市で創業し、たこ焼き専門店「築地銀だこ」を展開するホットランド(東京都中央区、佐瀬守男社長)は、パン店チェーン「牛乳食パン専門店みるく」の県内1号店を同市本町にオープンする。みるくの運営会社とフランチャイズ(FC)契約を結び、開業は29日を予定。食を通じた中心市街地活性化の一環で、幅広い世代の人が中心街に足を運ぶよう促す。

 ホットランドは、たこ焼きやたい焼きにとどまらず、アイスクリーム店やお好み焼き店、居酒屋など業態を増やし、幅広い顧客層の開拓を進めている。同市黒保根町では、年内に複合型レジャー施設を開業する予定。

 みるくは、金子乳業(東京都)が東京、神奈川、千葉、埼玉に計14店を展開。水の代わりに牛乳を使って焼き上げる食パンやプリン、ソフトクリームなどが人気を集める。

 ホットランドは同社とFC契約を締結。桐生市内で子育て世代や妊婦らを支援するカフェを営む高久保渉さん(38)が代表を務めるテンポ・ルバート(同市琴平町)に、運営を委託する。

 同市では、出身の佐瀬社長の呼び掛けで「炭水化物なまち桐生」という町おこしの取り組みが進む。昨年はこの実行委員会が市内飲食店の弁当などを販売する「もりもりマルシェ」がオープン。パン店はその隣の空き店舗に出店する。

 高久保さんは町おこし活動を通じて佐瀬社長と知り合い、今回の業務委託につながった。「地元を盛り上げるために挑戦する機会をもらえてうれしい。今までの経験を生かし、子育て中の人でも関わりやすい店にしたい」と意気込む。