▼高崎はイタリアに形が似ている。そんな指摘を高崎市議会で耳にした。平成の大合併で市域が広がり、確かに長靴のように見える。新町地域がかかと、最後に合併した吉井地域がつま先だ

 ▼「パスタのまち」を売り出すのに格好の後押しでもあり、そのときはイタリア野菜を高崎で育て、パスタに活用する仕組みづくりが議員から提案され、市は前向きな姿勢を示した

 ▼イタリア野菜は既に市内の一部の農家が生産し、JAたかさきが販促に着手。都内のスーパーなどに売り込みを始めており、需要の広がりに合わせて生産拡大を図る構えという

 ▼イタリア野菜はやはりイタリア料理によく合うらしく、高崎の特産がまた一つ増えるかもしれない。図らずも形が似ていただけのことだが、これも合併効果に数えていい

 ▼倉渕地域のお年寄りが高崎駅周辺の医療機関に通院する際のバス代を市が半額補助する施策について、富岡賢治市長は「合併したからできた」と強調。合併前後で職員は約3割減り、最大114人まで膨れた市議会は40人にスリム化した

 ▼2006年から09年まで3度にわたった合併。「一体感の醸成はできた。これからは合併効果をどう発揮していくかだ」とベテラン市議。〝日本のイタリア〟のことしのテーマは「榛名のPR」。イタリア顔負けの巧みな誘客に期待したい。