▼寒さが募ると、戸外に出るのがおっくうになる。運動をすれば、体が温まり、気分も爽快になることは承知しているのだが、その気になかなかならない。空っ風の中、ウオーキングやジョギングをしている人に出会ったりすると、ついこちらの背筋も伸びてくる
 
 ▼総務省の調査によると、現在、最も盛んなスポーツは男女ともウオーキング・軽い体操だという。これに続くのがボウリング。比較的手軽に、年齢を問わずにできるものが人気らしい
 
 ▼ところが、年代別に見ると、気になる調査結果も出ている。運動をする人の割合はバブル景気末期の1991年から昨年までの20年間、一貫して低下しているが、特に20~30代の落ち込みが目立つ
 
 ▼手軽な場所や仲間が足りないのか。ゲーム機器の普及でスポーツに関心が向かなくなったのか。運動に関心のがない親が増えれば、運動をしない子が増える恐れがある
 
 ▼1928年に誕生したラジオ体操がことし、ダイエット、美容効果があるとして脚光を浴びた。東日本大震災の被災地では東北弁のユーモラスな掛け声が体力維持・増強だけでなく、被災者をつなぐ役割を果たしている
 
 ▼長寿社会を健康で過ごすには体力づくりが欠かせない。究極の全身運動といわれるラジオ体操。いつの日か上州弁の掛け声でできること日を楽しみに、体を動かしてみようか。