要所を抑え、初優勝を飾った女子の山本=前橋総合運動公園テニスコート(撮影 山田浩之)
圧倒的な力を見せ、初優勝に輝いた米野=前橋総合運動公園テニスコート(撮影 山田浩之)

 16歳以下の群馬県内トップを競うMUFGジュニアテニストーナメント県予選最終日は22日、前橋総合運動公園テニスコートで男女の決勝などを行い、男子は第2シードの米野俊亮(MAT高崎テニスクラブ)が2―0で第7シードの高橋皇丞(MAT前橋テニスアカデミー)を、女子は第4シードの山本晄(MATテニスアカデミー)が2―0で第3シードの大橋来愛(MAT前橋テニスアカデミー)をそれぞれ下し、ともに初優勝を飾った。

男女の優勝者は4月に名古屋市で開かれる全国大会に出場する。

 【男子】▽準決勝
高橋皇丞(MAT前橋TA) 2―0 鈴木荘太郎(一筆ク)
米野俊亮(MAT高崎TC) 2―0 中林莉桜(MAT高崎TC)

 ▽3位決定戦
鈴木 2―0 中林

 ▽決勝
米野 2/6―1/0 高橋
    6―2

 

 【女子】▽準決勝
大橋来愛(MAT前橋TA) 2-1 斎藤朱花(MAT前橋TA)
山本晄(MAT・TA) 2-1 樋口真葵(MAT・TA)

 ▽3位決定戦
樋口 2-0 斎藤

 ▽決勝
山本 2/6-3/0 大橋
    6-2

圧倒的な力流れ渡さず 男子・米野
 第1シードの選手が16強で敗れ、第2シードの米野と第7シードの高橋により争われた男子決勝は、昨夏の全日本ジュニアテニス選手権U14(14歳以下)のシングルスで16強に進出した中学2年の実力者、米野が圧倒的な力で制した。米野は「第2シードでプレッシャーはあったが、最後まで攻めるテニスを徹底できた」と満足そうな表情を浮かべた。

 準決勝で相手に1ゲームしか与えなかった勢いのまま迎えた決勝。第1セット第1ゲームから相手サービスをブレークして流れをつかんだ。第4ゲームからは4連続でゲームを奪い、一気にこのセットを先取。第2セットの序盤は競り合ったが、「常に相手のバックを突いた」(米野)とサーブとストロークでエースを狙い、勝負となる場面では相手の体勢を崩してネットに出るなど、多彩な攻撃で流れを渡さなかった。

 昨年、指導を受けるテニスクラブを変えたことで周囲のレベルが上がり、日々の練習ではラリーの力が上がっていることを実感する。さらなるレベルアップのため、フットワークをテーマに走り込みにも取り組むようになった。全国の有力選手としのぎを削った全日本ジュニアでの経験も自信につながったという。

 4月の全国大会では再び全国レベルの強豪と戦うことになる。米野は「昨年の全国の経験を糧に、8強を目指したい」とチャレンジャー精神をのぞかせた。

コース狙い優位に 女子・山本
 第3、4シードにより争われた女子決勝は、昨年の全国選抜ジュニアテニスU12(12歳以下)で3位に入った実績を持つ中学1年の山本晄(MATテニスアカデミー)が高校1年の大橋を退けた。山本は「試合の勝敗よりも、常に自分のフォームが崩れていないかなど課題を気にしながら戦った」と初優勝にも冷静だった。

 試合では高校年代で活躍する大橋の力強いストロークをスライスでかわし、相手のタイミングをずらすことを心掛けた。昨年の全国選抜で強豪と戦った経験もあり、「年下だからこそ、失うものは何もないので思い切って打つことができた」と山本。要所でコースを狙ったストロークが決まり、常に試合を優位に進めた。

 昨年は準決勝の壁に阻まれたが、頂点を目指し、再び強豪が集う全国の舞台に挑む。山本は「フィジカルで厳しい部分もあるが、しっかりとトレーニングを積んで全国大会でも優勝を目指したい」と力を込めた。