新型コロナウイルスの感染が再び急拡大する中、群馬県内の複数の大学で、成人式後の会食などに参加した学生の陽性例が相次いで確認されたことが、23日までに分かった。10日の「成人の日」に合わせ、県内では33市町村で9日に式典が開かれ、県外では10日に開催されるケースもあった。式典では各自治体が対策を見直したり、接触を回避する工夫を凝らしたりして予防を徹底。新成人はマスクを着用して臨んでいた。

 会食ではマスクを外すことが避けられず、大学関係者は、会食が感染の広がりにつながった可能性もあるとみている。県は引き続きリスクの高い会食を避けるよう、県民に呼び掛けている。

 西毛地域の大学の担当者によると、同大では昨年8月下旬以降、陽性例の報告がない期間が続いていた。だが、今月中旬になって学生の報告が6例あった。

 大学側の調査などから、陽性となった学生のうち3人が成人式後の同窓会や、複数の感染者が確認されたカラオケを伴う二次会などに参加していたことが判明した。同大は「成人式の影響があったことは間違いない」と分析する。

 陽性となった学生は、いずれも重症には至っていないという。これに伴う学内での感染拡大は確認されておらず、授業への影響はなかったとしている。

 一方、中毛地域にある大学でも成人式後の会食に参加した学生1人の陽性が確認されているという。

 陽性者や濃厚接触者らに対する疫学調査により、県も、陽性者の中に成人式後の同窓会などに参加した事例があることを確認している。感染症・がん疾病対策課は「5人以上の会食は控え、それ以下の人数であっても感染対策ができている店で『マスク会食』をしてほしい」と呼び掛けている。