学業成就や出世に御利益があるとされる茂林寺の「他抜守カード」

 分福茶釜の伝説で広く知られる茂林寺は1426年創建の古寺。総門から山門へと続く参道で二十数体の信楽焼のタヌキが参拝客を迎える。ほかにも愛らしい表情のタヌキ像があちらこちらに置かれている。

 寺に分福茶釜をもたらした守鶴和尚が、実はタヌキの化身だと伝えられていることから、境内のタヌキを小型化した「他抜守(たぬきもり)」を授与している。「他に抜きんで所願満足する」と、学業成就や出世に御利益があるとされることから、受験や必勝祈願などで参拝する人が絶えない。

 お守りは2種類。ガラスの小瓶の中に、陶器のタヌキが入った「他抜守」と、とっくりを手に笠をかぶった黄金色のタヌキの「黄金他抜守」。絵馬から転じた「他抜守カード」は裏面に願い事を書くスペースがあり、肌に着ける肌守りにする人もいる。

 古川正道住職は「江戸時代からタヌキの伝説に親しんできた寺。多くの人の願いに思いをはせてはいかがでしょう」と呼び掛けている。

 【メモ】お守りは各700円。「他抜守カード」は500円。問い合わせは同寺(電話0276-72-1514)