白藤古墳群の出土品の成分分析結果や埴輪など約300点を紹介している企画展

 白藤古墳群(前橋市)の最初の発掘調査から昨年で40年を迎えたことを記念して、前橋市は2月27日まで、市粕川歴史民俗資料館で企画展を開いている。市教委の再調査で分かった出土品の成分分析結果や埴輪(はにわ)など約300点を紹介している。

 白藤古墳群は5~6世紀前半にかけて造られ、複数の円墳が密集しているのが特徴。1981年に旧粕川村教委が発掘調査をし、52基の古墳のほか、周辺で同時期に生活していた人々の集落跡や遺物が見つかっている。

 企画展開催を前に、市教委は昨年10月ごろ、出土品2点の成分を分析。その結果、銀製だと考えられていた出土品が、中が空洞で、先端にガラスが付いた銅製の勾玉(まがたま)だったことや、糸によりをかけるために使用された鉄製の紡錘(ぼうすい)車が「鉄製紡茎付き石製紡錘車」だったことが分かった。こうした新事実をパネルや写真で説明している。

 その他、同古墳群や集落跡で出土した須恵器や高坏(たかつき)、「ぐんまちゃん埴輪」として知られる馬形埴輪なども県内の古墳や遺跡で見つかった出土品とともに展示している。市教委文化財保護課、小島純一さん(65)は「新たな調査結果を含めて詳しく展示しているので見に来てほしい」と話している。

 午前10時~午後4時(入館は同3時半)。入場無料。月、火曜休館。問い合わせは同館(☎027-230-6388)へ。