製造機械を制御する装置のソフト設計を担当する浅田さん

 半導体製造機械などを製作するシステムセイコー(高崎市福島町)。「開発型企業」を掲げて設計から製造まで手掛け、高い技術力を認められて大手メーカーと直接取引している。前橋、高崎両市に工場を持ち、半導体需要の高まりなどを背景に昨年11月、前橋工場を増築した。

■仕事内容

 ソフト設計グループの浅田駿介さん(28)は、入社6年目。製造機械をコントロールする「PLC」と呼ばれる制御装置について、プログラムの作成を担っている。最終的に装置が使いやすいものになるかはプログラムの出来で決まるため、極めて重要な仕事だ。
 装置は生産品目などによって各社で仕様が異なり、相手先と綿密に打ち合わせをした上で設計に着手する。オペレーターによる操作ミスなどの不測の事態を想定してプログラムすることで、ユーザーが使いやすい装置を実現させる。
 浅田さんは「装置がどう使われるのかをイメージしながら設計し、疑問点が出てきたらお客さんにしっかり確認して作るようにしている」と話す。

■キャリアアップ

 入社後、新人研修で図面の見方や測定具の使い方などを一通り学んでから配属された。最初は小規模な装置や納品した装置のプログラム変更が中心だったが、今では大手メーカーの重要設備も任されるようになった。
 納期の厳守や納品先で起きたトラブルへの速やかな対応など大変なこともあるが、「自分が作ったプログラムで実際に動いているのを見るとうれしい」と目を細める。

■就活ポイント

 Uターン就職しようと県内で開かれた合同企業説明会に参加し、システムセイコーを知った。大学ではロボティクス学科で機械や電気、ソフト設計を学び、特に好きだったソフト設計に携われる仕事を探した。
 「幸運にも興味のある分野に就職することができ、モチベーションを維持して仕事ができている。簡単ではないかもしれないが、少しでも興味のある分野への就職を目指してほしい」と就活生にエールを送る。

あさだ・しゅんすけ 渋川市出身。前橋育英高―金沢工業大工学部卒。2016年4月入社

浅田さんの1日

6:00 起床
7:30 出社
8:00 朝礼、体操
8:15 プログラム作成や取引先からの問い合わせに対応。出荷前の装置の動作確認など
11:30 持参した弁当で昼食
12:10 業務を再開。トラブルやプログラムの変更、打ち合わせがあれば取引先に行く。ソフト設計の仕事がないときは装置の組み立てや電気配線など他の業務を手伝うことも
17:00 定時。残務があれば残業
18:00 帰宅
23:00 就寝

企業データ
▽設立 1990年
▽従業員数 約100人
▽売上高 19億円(2020年11月期)
▽新卒採用数(22年予定) 3人
▽初任給 大卒・設計 21万円