病気や障害のある家族の介護や世話を担う18歳未満の子ども「ヤングケアラー」への支援体制を整えるため、群馬県は実態調査に乗り出す方針を固めた。4日内示された2022年度一般会計当初予算案に関連費用500万円を計上した。

 学校などのほか、介護事業者らにも調査するのが特徴。ヤングケアラーの認知度を高める啓発と並行することで、厳しい境遇に陥っているのに無自覚で表面化していない子どもを探り出し、実際の規模を確かめることを目指す。

 学年や学校数を絞っての抽出調査を予定するが、具体的な実施方法などは新たに設ける連絡会議で検討する。外部からは識者や福祉事業所の関係者らを招きたい考え。内部では県教委が21年度に公立高を対象に調査しているため、重複しないよう調整する。調査結果は県や市町村の施策を考える基礎資料とする。

 児童福祉・青少年課は「『お手伝い』にとどまらないレベルで家族の介護や世話に携わっている子どもの実情を把握するため、できるだけ早く調査に取り掛かりたい」とした。