群馬県高崎市島野町のホテル・スポーツ施設「ニューサンピア」が3月末で営業を終了することが6日分かった。新型コロナウイルス感染症の影響が長引き、宴会や会議での利用者の減少が響いた。ホテルに併設するプールやアリーナ、テニスコートも閉鎖する。地域に親しまれた施設が31年の歴史に幕を閉じる。併設するゴルフ練習場は、別の運営会社が引き継ぎ営業を続ける。近く正式に発表する。

 関係者によると、同ホテルは宴会や会議での利用が多かったが、コロナ下の会食控えの影響で、利用者数はコロナ以前の3分の1程度に落ち込んでいた。建物の老朽化も進んでおり、本年度末での営業終了を決めた。

 同施設は関越道高崎インターチェンジ(IC)の近くに位置するなど好立地で、コロナ以前はプールなどの利用客が1日1000人を超えることもあった。関係者は上毛新聞の取材に「コロナ禍が長引き、先行きが見通せなくなった」と営業終了の理由を説明した。ゴルフ練習場を除く跡地の活用方法は未定という。

 同施設は、旧社会保険庁設立の群馬厚生年金健康センター「サンピア高崎」として1991年4月に開業した。メインの管理棟は鉄筋コンクリート造り6階建てで、会議室や宿泊施設、展望風呂などを備える。隣接するアリーナ棟は季節に応じ、アイススケートや卓球などのスポーツ施設として活用、屋外にウオータースライダーや流水を備えたプールやテニスコートも併設する。96年にはゴルフ練習場もオープンした。

 2009年12月に年金・健康保険福祉施設整理機構(RFO、14年解散)が進めた福祉施設売却に伴って民間運営となり「ニューサンピア」と改称。現在の運営会社は施設と同名のニューサンピア(同所、飯島芳臣社長)で、本年度末の営業終了に伴い解散する。関係者によると、負債はない。

 ゴルフ練習場は運営母体が変わっても、現在発行しているICカードを引き続き利用できるようにする。

 約50人の従業員について担当者は「ゴルフ場に残る従業員もいるが、責任を持って再就職先を紹介したい」としている。

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