高崎市は新年度、市内で活躍する技能者に光を当て、多くの人に知ってもらうことを目的に一流技能者顕彰事業を始める。業界団体への貢献や活動年数、資格取得実績などにかかわらず、若手からベテランまで全国に誇れる商工分野の技能者を掘り起こし、作業工程などを収録した動画を制作する。市内の商工業の実力をPRすることで将来の担い手確保や技の継承につなげることも期待している。

 高崎商工会議所と連携して事業を実施する。多くの会員企業を持つ同会議所の情報網を生かして、一般的には知られていないような技能も含め、その道の匠(たくみ)を見つけて顕彰する。選考基準、規定などは今後固め、同会議所内に設ける選考委員会を経て顕彰者を決める。

 顕彰者を撮影した動画は3分ほどに編集してインターネット配信するほか、30秒のダイジェスト版も作り、JR高崎駅周辺の大型ビジョンで放映する。市内商工業への関心を高めるため、学校の教材として活用することも検討していく。

 2022年度一般会計当初予算案に動画制作費など200万円を計上する。単年度事業でなく、23年度以降も顕彰を継続していく考え。

 富岡賢治市長は「高崎市で活躍する技能者に光を当て、多くの人にその技能を知ってもらいたい」としている。