桐生市は総額が1.6%減の431億1000万円。市営住宅の耐震改修工事などが完了したため、2年連続の減額となった。市税収入がコロナ禍前の水準に戻らない中、施策の選択と集中を徹底。まちなかを活性化させるための補助金創設など市民の活力を生み出す事業に重点配分した。

 桐生市が10日発表した2022年度一般会計当初予算案では、歳入は市税が5.7%増の126億8800万円となる。市債は臨時財政対策債が21年度当初比で約13億円減ることから42.8%減と見込む。

 まちなかのにぎわい創出や福祉・健康の増進などの施策を盛り込んだ。商業振興として、地域での買い物促進につなげる取り組みの支援を始めるとともに、新規出店や創業の促進を引き続き行う。事業承継に伴い既存店舗を改修する事業者も支える。

 アースケア桐生が岡遊園地の集客力向上のため、「ウォーターシューティングライド」と呼ばれる大型遊具を設置。公共交通対策では、スマートフォンなどで路線別にバスの位置情報を確認できるシステムを導入する。

 がん治療で必要となった医療用ウィッグなどの購入助成や、ヤングケアラー研修会の運営費なども計上した。

 荒木恵司市長は「市民を笑顔に、まちの元気回復予算と位置付けたい」と述べた。