西武鉄道を傘下に持つ西武ホールディングス(HD)は10日、嬬恋プリンスホテルなど群馬県内5施設を含む国内31施設をシンガポールの政府系投資ファンド「GIC」に売却すると発表した。売却額は1500億円程度。西武HDの子会社が引き続き施設を運営する。

 売却対象にはザ・プリンスパークタワー東京(東京)、札幌プリンスホテル(札幌市)など15ホテルのほか、新潟県・苗場などのスキー場や各地のゴルフコースが含まれる。県内施設は、万座プリンスホテル、万座高原ホテル、万座温泉スキー場、嬬恋プリンスホテル、嬬恋高原ゴルフ場。

 9月に譲渡し、800億円程度の売却益を得る見込み。保有資産を減らして固定費を削減し、新型コロナウイルス禍で悪化した業績を立て直す。

 コロナ禍の客数減で業績が低迷している鉄道事業については、利用客が少ない昼間の運行本数を間引いたり、車両数を減らしたりする収益改善策を検討する。

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