仏堂が描かれた紡錘車
「宮田寺」と墨で書かれた土器(手前)などが並ぶ

 沼田市歴史資料館の企画展「幻の古代寺院『宮田寺』」が3月31日まで、同市下之町の同資料館(テラス沼田2階)で開かれている。戸神諏訪遺跡(同市)の発掘調査で存在が明らかになった平安時代の寺院「宮田寺」にスポットを当て、出土品などを通じ寺の実態を紹介している。

 発掘調査は関越自動車道建設に伴い、県が1982~83年に実施。堀が巡らされた寺院跡が見つかり、周辺の出土品から、9世紀中頃~10世紀前半に存在した村落内寺院で、宮田寺という名称だったと推定されている。

 会場には「宮田寺」と墨で書かれた土器や、仏堂の絵が描かれた石製の紡錘車、施釉陶器など、寺周辺から発掘された史料が並び、寺の痕跡を示している。

 前橋市の山王廃寺や国分寺など、県内の古代寺院の瓦も併せて展示。瓦屋根を持たなかった宮田寺と比較できる構成になっている。

 午前9時半~午後5時。水曜と24日、3月22日は休館。一般(高校生以上)220円。問い合わせは同資料館(☎0278-23-7565)へ。