整備事業が計画されている前橋市古市町の上毛新聞社敷地(白線内)

 群馬県前橋市は15日、上毛新聞社などが同市古市町の同社敷地を中心に、オフィスとマンションを併設した多目的複合施設を建設する再開発計画を明らかにした。事業協力者として不動産事業などを手掛けるオープンハウスグループの子会社、オープンハウス・ディベロップメント(東京都千代田区)を予定し、2023年度着工、25年度完成を目指す。オフィス棟は市民が利用できる学びと交流スペースを設ける。

 市は、土地の高度利用を推進する「優良建築物等整備事業」の補助制度に基づき、約6700万円を22年度一般会計当初予算案に盛り込んだ。上毛新聞社の施設などがある約5800平方メートルの土地に、オフィス棟とマンション棟、立体駐車場棟を整備する。施設をつなぐペデストリアンデッキ(空中歩廊)も設け、利便性を高める。総事業費はおよそ40億円の見込み。

 オフィス棟は各種団体・企業の入居を募るほか、教育・情報・健康づくりの分野で地域社会への貢献を図るため、体験型の学習や異業種間の交流、新聞やニュースをテーマとした施設を検討していく。

 同社は1964年、前橋中心市街地から現在地に移転。多目的複合施設の建設予定地は旧本社屋と旧輪転工場などの跡地で、新年度中に建設計画を固める。

 同所はJR新前橋駅から徒歩3分の場所に位置し、関越道前橋インターチェンジから約2キロ。周辺には東証1部上場企業が集積するほか、ショッピングモールもあり、利便性が高まっている。

 同駅東口では、市とJR貨物、JR東日本が主体となる再開発事業が計画されている。マンションや店舗、立体駐車場が検討されており、周辺エリア活性化に向けた相乗効果が期待される。

 上毛新聞社経営企画室は「新前橋は交通の利便性が高く、魅力的な地域だ。地域社会の発展や、にぎわいづくりに貢献できるよう計画を作っていきたい」としている。

事業の概要は上毛新聞公式サイトで確認できる。