2020年3月に閉館した「あたご歴史資料館」から受け入れるなどした資料の活用を巡り、前橋市は15日、昌賢学園まえばしホール(市民文化会館)で常設展示すると発表した。資料は前橋空襲の悲惨さや戦時下の暮らしなどを伝えるもので、市は新年度に検討委員会を設置して展示方法や展示室の機能などを議論。23年度中に展示を始める方針だ。

 市は昨年3月以降、前橋空襲などに関する戦争資料の保存や展示の在り方についての検討会(座長・手島仁群馬地域学研究所代表理事)から提出された提言書を踏まえ、展示場所について検討。提言書は公的な資料館の必要性を指摘し、廃校の再利用や既存公共施設への設置など六つの案を提案していた。

 市文化国際課によると、①展示開始までの期間②経費③駐車場の広さ―を主に重視し、同館2階のフリースペースを常設展示室として活用することを決めた。

 関連して、ぐんまマチダ戦争と平和資料館(同市駒形町)から収蔵資料の寄付を受けたり、市の偉人と歴史などを紹介する前橋学ブックレットに前橋空襲や戦争の体験談をまとめて発刊したりする予定という。