「生理期間を快適に過ごしてほしい」と吸水ショーツを示す森田社長

 インテリアや服、マスクなどさまざまな繊維製品を企画・製造する。社会貢献を重視し、昨年は生理用品に代わる吸水ショーツを開発した。社名は「自由に、ユニークに、クリエイティブに」の言葉を凝縮させた。森田和之社長は「この発想と実際の行動がなければ良い物はできない。生み出す物に一切の妥協はない」と胸を張る。

 吸水ショーツ開発は、新型コロナウイルスの影響で生理用品を買うことも負担になるほど困窮する人がいるというニュースを見たことがきっかけだった。最大で180ミリリットルを吸収できるボクサータイプのショーツで、履き心地と機能性にこだわった。洗って繰り返し使える。

 「いいアイデアは雑談の中からしか生まれない」として堅苦しい会議は開かず、社員6人が日ごろから何でも言い合える関係を築いている。この信頼関係があったからこそ、男性社員も吸水ショーツの開発に気兼ねなく関わることができた。森田社長は「ショーツを開発したことでいかに男性が生理のことを知らないかを実感した」と振り返る。

 森田社長はもともと別の装飾インテリアメーカーの代表を務めていたが、数人の仲間と共に独立し、2019年に同社を設立した。社員一人一人の主体性を尊重し、規則を設けない社風で、出勤や退勤の時間すら定めていない。子どもを連れて出勤する社員もいる。

 創業時から借りている会社の敷地内には、1300平方メートルほどの倉庫がある。現在はその一部しか使えていないが、会社の経営を安定させ、倉庫全てを使えるようになることが目標だ。そこを夢をかなえる場所として若手起業家らに提供したいという。「いろいろな人を応援できる会社になりたい」と夢を語る。

【会社メモ】資本金950万円。吸水ショーツは4サイズを用意し、同社のECサイトから購入できる。