展示の準備を進め、作品を眺める稲川館長(左)ら=21日、安中・妙義山麓美術館

 「ニャンニャンニャン」の語呂合わせから2月22日は「猫の日」として定着してきた。今年は「2022年」を含め2が六つ使われる珍しい日だとして、猫愛好者らの間で話題だ。これを好機と捉え、猫カフェがイベントを企画したり、美術館が猫を題材とした作品展を開いたりする動きがある。この日は「温泉マークの日」でもあり、観光関係者も盛り上がりに期待している。

 猫カフェのモフアニマルカフェ高崎オーパ店(群馬県高崎市八島町)は22日、1日限りのくじ引きイベントを実施する。カフェにいる28匹の中でトップクラスの人気を誇る「スーちゃん」のキーホルダーや、その場で猫にあげることができる餌などが当たる。

 入場料と飲み物代以外の追加料金なしで参加できるイベントで、片原祐那店長(29)は「より多くの人たちと特別な日を楽しみたい」と意気込む。くじ引きは景品がなくなり次第終了する。

 猫をモチーフにした展覧会も活況だ。コーヒー販売の大和屋本店(同市筑縄町)で23日まで開催中の「にゃんだふる猫展」は、陶器や雑貨など約500点を展示販売。会員制交流サイト(SNS)で募った猫の写真約60点を並べている。作陶家に追加出品の発注をするなど反響は大きいといい、同社新規事業部の桜井峻さん(36)は「コロナ下でもあり、癒やされたいという声が多い。猫グッズに囲まれ、穏やかな気持ちになってほしい」と願う。

 妙義山麓美術館(安中市松井田町)は22~25日、猫を題材とした作品を集めた展覧会を開く。「猫は魅力のある動物で、描く人は多い」と稲川庫太郎館長(78)。例年は秋に開催する企画だが、昨秋は行わずに、2が六つとなる「特別な猫の日」を待ったという。はがき大の作品約150点などを展示する。

 一方、2月22日は温泉マークの日でもある。マークに描かれた湯気を2が三つ並んでいるとみなしたもので、16年に日本記念日協会によって登録された。

 同市の磯部温泉は、同マーク発祥の地とされる。今年はコロナの影響もあり、大々的なイベントは企画できなかったが、磯部観光温泉旅館協同組合の桜井太作組合長は「これを機にマークの歴史や磯部温泉について知ってもらいたい」と期待している。