カラオケ店「まねきねこ」を展開するコシダカホールディングス(HD、群馬県前橋市大友町、腰高博社長)は25日、投資ファンドのアドバンテッジアドバイザーズ(東京都港区)と資本事業提携したと発表した。同社が組成するファンドを引受先として新株予約権付社債を約40億円、新株予約権を約30億円分発行する。

 新型コロナウイルス下で主力のカラオケ事業が不振の同HDは、外食産業への投資、支援経験の豊富なアドバンテッジとの提携で業績の回復を目指す。同社グループから人材や協力企業を紹介してもらうほか、組織づくりなど経営全般の助言を受ける。財務面では、新株予約権付社債と新株予約権を組み合わせることで株の早期の希薄化を防ぎ、迅速な資金調達を実現する。

 新株予約権付社債、新株予約権ともに発行後2年間は株への転換が制限されている。2年後も株価が800円を超えた場合に限り売却可能となる。計70億円分が全て株に転換された場合、ファンドの持ち株比率は11.2~13.5%となる。調達資金は店舗網の拡大や再編、改装、新商品開発などに使う。

 同HDの21年8月期連結決算は、売上高が前期比51.9%減の207億9148万円、純損益が41億4493万円の赤字(前期2億3151万円の赤字)だった。コロナ下での消費者の行動変化を踏まえ、新たな体験を提供できる空間の実現などを通じて事業の拡大を図る。

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