マイナビがGメッセ群馬で開いた合同企業説明会

 2023年に卒業する大学生・大学院生の採用に向けた会社説明会が1日、解禁された。新型コロナウイルス感染症の影響下では3年目。群馬県内開催の合同説明会には昨年を上回る企業が参加し、学生優位の「売り手市場」になるとの見方が広がる。採用担当者は対面方式とオンラインを組み合わせた採用活動の在り方を模索する。

 就職情報会社マイナビ(東京都)は1、2の両日、Gメッセ群馬(高崎市)で合同企業説明会を開催。2日間で延べ155社が出展し、各ブースでは採用担当者が自社の強みをPRする。

 マイナビによると、参加企業は昨年から30社ほど増えた。担当者は「様子見の企業も多かった昨年に比べ、採用意欲は旺盛。オンラインよりも採用につながりやすいとみて実地開催へのニーズは高い」と説明する。

 上毛新聞社が運営する「ぐんま就活ジャンプス」も3日に同所で企業説明会を開催する。昨年(89社)より多い115社が出展予定で、担当者は「初参加の企業もある。採用する側の意欲の高まりを感じる」と話す。リクルート系の「リクナビ」も5日に開く。

 広告業界を志望する女子学生(21)は1日、マイナビの説明会を訪れた。「(合同説明会は)いろいろな会社を見られて、雰囲気をつかみやすい」。一方で県外企業の説明会はオンラインが便利だとし「うまく使い分けて就活を乗り切りたい」と話した。

 オンラインでの選考に不安を抱く声もある。警備業界を志望する高崎健康福祉大3年の古山皓登ひろとさん(21)は「ウェブ面接は不慣れで勝手が分からない。回数をこなして早く慣れたい」と打ち明ける。

 6月1日からは面接などの選考活動が解禁されるが、企業側も模索を続けている。2020年途中からすべての面接をオンラインで行ってきたスーパーのベイシア(前橋市)は今年、最終面接を対面に戻す。「対面の方がお互いの雰囲気が分かる。当社をしっかり知ってもらいたい」(広報担当者)

 眼鏡チェーン「JINS」を展開するジンズ(前橋市)は例年同様の120人規模の採用を見込む。昨年は全てオンラインで実施し、今年も原則はオンラインとする予定だが、担当者は「会社への理解を深めてもらうには対面の方が効果的。感染状況を見極め、検討したい」と話している。