新設するMPセンター(左)。右は管理部門などが入る本社棟

 車載通信機器メーカーのヨコオ(東京都北区、徳間孝之社長)は、主力の富岡工場(富岡市神農原)の敷地内に、生産工程の研究開発などを担う新棟「Micro Process R&D Center(MPセンター)」を建設する。総工費は約30億円で、12月の完成を目指す。

 製品の小型化に対応するための微細精密加工技術や、人工知能(AI)、IoT(モノのインターネット)の知見を取り入れた最新の生産ラインについて研究する。敷地内の複数の建物に分散していた研究機能を集約し、効率を高める。

 3階建てで、延べ床面積は約7千平方メートル。新たに雇用する人員を含めて約150人が勤務する。

 断熱性を高めるなど環境に配慮した造りとし、屋上には太陽光発電設備を設ける方針。食堂ではイスラム教の戒律に沿った「ハラル」などを提供し、外国人従業員のニーズに応える。

 1日に地鎮祭を開いた。徳間社長は「中核事業の一つである半導体関連事業には微細精密加工が極めて重要。世界でトップ水準の技術を保ち続けるために対応していく」と意義を強調した。