オンラインで英国の酒類業者らに純米酒の魅力を語る阿部社長=8日夜、沼田市の大利根酒造

 群馬県の日本酒の魅力を海外に広めようと、日本貿易振興機構・群馬貿易情報センター(ジェトロ群馬)は8日夜、ロンドンの日本食レストランと県内6酒蔵をオンラインでつなぎ、テイスティングイベント「群馬クラフト酒プロジェクト」を開いた。英国での県産日本酒の販路開拓とブランド化につなげていく。

 大利根酒造(沼田市)、永井本家(同)、土田酒造(川場村)、永井酒造(同)、浅間酒造(長野原町)、聖徳銘醸(甘楽町)の代表者らがオンラインで参加。各酒蔵の特長や出品した日本酒について、英国の酒輸入業者やソムリエら関係者29人に説明した。本県の酒蔵を訪れたことがある「マスター・オブ・ワイン」の資格を持つサラ・アボットさんがホストを務めた。

 大利根酒造(阿部倫典社長)は、昨年国税庁から酒類の地理的表示に指定された「GI利根沼田」ブランドの純米酒「左大臣」をロンドンに送った。阿部社長(61)は「自然に囲まれ、おいしいお米と水に恵まれた地域の小さな酒蔵で、300年ほど前から日本酒を醸している。日本酒の芳醇(ほうじゅん)な味わいを皆さんに楽しんでほしい」と訴えた。