「バーチャル恐竜博物館」の一部

 デジタル技術の活用に力を入れる県立自然史博物館(富岡市、石井年香館長)は14日まで、化石の3D(3次元)データを広く楽しんでもらおうと「バーチャル恐竜博物館オンライン」をインターネット上に開設している。恐竜化石標本を上下左右から、バーチャルならではの角度で観察できる。3Dデータは今後、博物館間の国際連携強化に生かしていく方針。

 “入館”すると、アバターを通じて会場にいる感覚を味わいながら、3Dで化石を楽しめる。サイトでは自然史博物館を含め国内外の博物館が所蔵する恐竜や古代生物の化石など8体を紹介。ベロキラプトルとプロトケラトプスが格闘している神流町恐竜センター収蔵の化石も展示している。

 ガリミムスやナガスクジラ類、パレオパラドキシアの化石については自然史博物館に常設展示されているため、実際に足を運べば実物の質感を肌で感じることもできる。

 文化庁事業「博物館等の国際交流の促進」の一環で凸版印刷(東京都)と共同で実施。石井館長は「今後はオンラインの利点を生かした国際連携や、収蔵標本の価値向上、日本文化発信につなげたい」と話している。

 “入館料”は無料だが、データ通信費は自己負担となる。入場は特設サイト(https://virtual-dino-museum.jp/)から。