全国大会へ姉妹で挑む琴遥さん(右)と智穂莉さん

 百人一首競技かるたの県代表チームの一員として昨年の関東大会を制し、12日に都内で開かれる「第17回全国高校生かるたグランプリ」に姉妹で出場する。ともに競技に打ち込む仲間として、チームの掲げる全国制覇を目指す。

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 競技かるたは琴遥さんが上毛かるたで強くなるために始めたのがきっかけ。決まり字や送り札など、早く取るだけではない戦略を立てる面白さにひかれた。中学から札を覚え始め、学校に同好会を創設するなどのめり込んでいった。妹の智穂莉さんも始め、一緒に栃木県足利市のかるた会に通ったり、自宅で練習したりして腕を磨いた。

 2人が通う前橋女子高は、館林市の自宅から電車で片道約1時間半かかる。琴遥さんは「部活動でかるたをやるために高校を選んだ。たまたま前女が一番近い環境だった」と笑う。かるたが好きな同年代の友達と互いに教え合い、成長できる練習環境を気に入っている。

 昨秋の県予選で上位に入り、ともに代表チームに選ばれた。全国大会では5人のチーム戦で競い、先に3勝した方が勝ちとなる。敵陣の札を積極的に取りにいく「攻めがるた」が2人の強みで、チームに勢いをつけたいと考えている。

 普段は家で一緒にピアノを弾くなど仲良しだが、かるたになるとライバル心むき出しになる。姉妹で挑む大舞台。智穂莉さんは「一緒に戦えるのは心強くて、一人よりもうれしさがある」と声を弾ませた。