東日本大震災の発生から11年となった11日、群馬県の高崎市等広域消防局は大規模災害を想定した訓練を市内で行った。訓練に先立ち、参加者約50人が被災地に向けて黙とうし、犠牲者の冥福を祈った。

 訓練は長野県で大地震が発生したことを受け、緊急消防援助隊が出動するという想定。同局屋外訓練場(同市八千代町)に集合し、高崎北消防署榛名分署(同市上里見町)に移動して実施した。

 現場での情報収集と安全管理の仕方などを確認したほか、コンクリートのがれきや土砂の中から要救助者を発見し、搬送するまでの一連の流れを確かめた=写真。

 植原芳康局長は「震災の経験を風化させてはいけない。受け継ぐことが管内での人命救助につながる。現場に近い環境で実りの多い訓練だった」と講評した。