ザスパクサツ群馬-東京V 前半、東京Vの猛攻を防ぐザスパのGK櫛引=正田醤油スタジアム群馬(撮影 新井諭)

 サッカー明治安田J2は13日、前橋市の正田醤油スタジアム群馬などで第4節を行い、ザスパクサツ群馬(前節8位)は東京V(同5位)に0―1で敗れた。3度ゴールネットを揺らしたが、ハンドやオフサイド判定で無得点に終わり、今季初黒星を喫した。

 通算成績は1勝1敗2分け(勝ち点5)で11位。次節は20日、千葉市のフクダ電子アリーナで千葉(6位)と対戦する。

▽第4節①正田醤油スタジアム群馬

東京V2勝2分け(8) 1   0―0   0 ザスパ1勝2分け1敗(5)
1―0

▽得点者【V】山本(1)

▽観衆 2574人

 ○…ザスパが競り負けた。前半はボールを保持する東京Vに対してカウンターを仕掛ける展開。12分、相手ゴール前の混戦からFW田中がゴールに蹴り込むが、ハンドの判定で取り消しに。

 後半35分、左サイドを崩されて失点。33分にFW平松が、41分にDF川上がネットを揺らしたが、いずれもオフサイド判定を受けた。

攻撃力向上も守備課題

 精神的支柱であるMF細貝萌主将の長期離脱が発表された直後の一戦。ザスパは序盤から気迫あるプレーを見せ、応援席は3度喜びに沸いたが、いずれもため息に変わった。

 1度目のFW田中稔也のゴールは、会場の大型モニターでシュートシーンの映像が流れ、佐藤誠和主審らが協議した末に判定が覆った。東京V側の抗議を受けての対応とも取られかねず、大槻毅監督は「もしそうだったら問題なので、そんなことはないと思っている」と皮肉を込めた。

 初黒星を喫したものの、前節よりゴールへの圧力は増していた。中でもFW深堀隼平の前線での守備は激しく、再三ボールを奪ってカウンターにつなげた。周囲も機敏に反応し、速いサイド攻撃も得点の気配を感じさせた。

 ただ、大槻監督が「戦術的なミス」と責任をかぶった今季初の失点は、重く受け止 める必要がある。左サイドの連係不足を突かれ、縦パスでペナルティーエリ ア付近に潜り込まれての失点。前節もこのエリアを狙われ、細貝のスライディングで危機を免れていただけに、修正不足を露呈した。

 DF光永祐也が高い位置を取った時の危機管理がチームで共有できていない課題を突きつけられた。守備リーダーの畑尾大翔は「ピッチに立つ責任を、一人一人がもっと感じないといけない」と指摘。次戦こそ、内容を結果に結び付けたい。

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