にぎわう群馬フェアの売り場(カネ井青果提供)

 東京、大阪と並ぶ三大消費地の一つ、名古屋市で、群馬県産の農産物を販売する「群馬フェア」が好評を博している。JA全農ぐんまと農産物の仲卸を行うカネ井青果(岐阜市)が連携し、同市の中心地下街「セントラルパーク」で、県産の野菜や果物を販売。月1回ペースの開催が定番化し、愛知県で県産品をPRする拠点となりつつある。

 フェアは昨年10月、「カネ井青果セントラルパーク店」(名古屋市中区)で始まった。月1回のペースでホウレンソウやイチゴ「やよいひめ」など9品目を並べており、同社担当者は「想定以上の売れ行き」と話す。中京圏で流通の少ない「やよいひめ」に加え、甘みの強いハクサイの「邑(むら)美人」など他産地との差別化にも役立っているという。

 店員と来店者のコミュニケーションが活発で「群馬出身だから懐かしい」「やよいひめを楽しみにしていた」などの声が寄せられている。同社担当者は「群馬県のアンテナショップのような役割も果たしている。今後も農協の協力を得て開きたい」と話す。

 全農ぐんまによると、群馬県産青果物の約6割は首都圏に流通している。全農ぐんまの担当者は「愛知県での知名度は低く、群馬が日本一のホウレンソウ出荷量であることなどをアピールする場にもなる」と期待する。フェアは今月下旬も開催を予定している。