世界文化遺産の富岡製糸場を管理運営する群馬県富岡市は15日、生糸を出荷するための仕上げ作業をしていた「糸整理室」の一般公開を始めたと発表した。生糸作りの最終段階を見学できるようにすることで、製糸場が担った仕事の順序や全体像を把握しやすくする狙い。
市によると、糸整理室は1919(大正8)年に製糸場内に建設された「
市は2025年度中の一般公開を目指し、生糸作りの最初の工程を担う「乾燥場・
一方、市は製糸場の煙突修繕に向けた寄付募集(目標8千万円)に対し、県内外の会社や個人から4700万円を超える支援があり、新年度以降は修繕のための調査に入ることも明らかにした。このうち約1300万円を占める個人向けクラウドファンディングの募集は18日に締め切るが、法人などからの寄付は引き続き受け付ける。