「顧客に寄り添った仕事ができるよう努力したい」と話す守田さん

 北毛を中心に12店舗を展開する北群馬信用金庫(渋川市石原)。地域に根差す金融機関として、中小事業者への金融支援や個人向け金融商品の提供などを通じ、地域経済の活性化に尽力している。

■仕事内容

 本店営業部に所属する守田湧哉さん(25)は、担当エリアである本店周辺を回り、中小事業者や個人への融資相談、金融商品の提供など多様なニーズに応えている。新型コロナウイルス感染症の影響が広がり始めた昨年春からはエリア内を奔走し、多くの事業者に融資をして資金繰りを支えてきた。

 事業者から「あの時、借りておいてよかったよ」と声を掛けられ、自分の仕事の重要性を感じた。新型コロナの影響は続いており、各種補助金の情報などにアンテナを張り、事業者に紹介している。「顧客に寄り添った仕事ができるよう日々努力している」とする。

■キャリアアップ

 20人規模の本店営業部で、現金の出し入れや伝票の入力などをする出納係として働き始めた。半年後には渉外係に異動。先輩と一緒に取引先を回り、外回りの基本から融資、投資信託の勧め方などの指導を受け、経験を積んだ。本店では営業する際の注意点や金融商品などを学ぶ自由参加の勉強会が開かれており、積極的に参加している。公式の研修は新型コロナで中止になっているが、感染が落ち着いてから改めて参加する予定だ。

■就活ポイント

 県内の高校から大学へと進学したため、就職先も県内を強く希望していた。「地域の役に立つ仕事を」と思い、大学での企業説明会や合同企業説明などに参加して情報を収集した。いろいろな業種の話を聞く中で信用金庫であれば「地域に寄り添った仕事」ができると考え、北群馬信金を第1志望にした。

 面接が苦手だったので、参考書を読んで、話す内容や立ち居振る舞いを研究した。ゼミ仲間や先生に協力してもらって模擬面接を受け、本番で思いを伝えられるように準備した。

まもりた・ゆうや 渋川高―高崎経済大地域政策学部卒。2019年4月入庫。本店営業部の出納係などを経て現部署に

守田さんの一日

7:00 起床。朝食
8:10 出勤。朝礼後、取引先への訪問準備
9:00 担当先を訪問。1日に十数件を訪れ、商品紹介や資金繰り相談など
11:30 職場に戻り、預かった現金などを入金
12:30 昼休憩。コロナ下で経営状況が大変な取引先で食べることもある
13:30 外回り再開。顧客とのやりとりを通じて要望を探る
16:00 帰店。獲得した融資や投資信託などの書類を作成。翌日の訪問に向けて準備
16:30 ミーティング。当日の業務報告、相談
17:20 定時で帰宅。時には残業も
18:00 帰宅。仕事で必要な試験勉強や趣味のランニングなど
24:00 就寝

企業データ

▽設立 1948年
▽従業員数 130人
▽業務純益 4億1100万円(2021年3月)
▽新卒採用数 9人(21年4月)
▽初任給(基本給)
 大学卒 19万1000円
 短大・専門卒 17万3000円