地上4階建て鉄筋コンクリート造りの新庁舎=高崎市箕郷町上芝
旧群馬町一家3人殺害事件の捜査本部が移転する新庁舎の一室

 高崎署の管轄地域を分けて新設される高崎北署の庁舎(群馬県高崎市箕郷町上芝)が完成し、県警は16日、報道関係者向けの内覧会を開いた。県内の警察署新設は前橋東署以来で41年ぶり。4月1日に署員107人体制で開所する。

 施設は署員の執務室や会議室、留置施設などを備える庁舎棟と、霊安室や倉庫、車庫が入る付属棟で構成する。庁舎棟は鉄筋コンクリート造り4階建てで、延べ床面積約5650平方メートル。天井や窓口、記帳台などの建材にスギをはじめとする県産木材を活用した。県内の警察署で初めて留置場の各部屋に水道を引いて水を飲めるようにした。セキュリティーも強化。災害に備え大型の水槽や発電機2台を設置し、停電しても72時間は電力を供給できる。

 初代署長となる吉田武・同署開設準備室長は「震災やバリアフリー対応も考えた造りになった」と話した。

 同市のうち八幡、長野の両地域と、旧群馬郡の群馬、箕郷、榛名、倉渕の各地域を管轄する。1998年1月に旧群馬町三ツ寺(現高崎市)で起きた一家3人殺害事件の捜査本部も、高崎署から移転する。高崎北署の開所により4月以降、県内の警察署は16署体制となる。