高校野球の第74回春季関東地区大会群馬県予選の組み合わせ抽選会が16日、前橋市の前橋工高で開かれ、65校59チーム(前橋西・玉村・尾瀬・富岡実、四ツ葉中等・榛名・下仁田・嬬恋は連合)の対戦カードが決まった。

 昨秋優勝の桐生第一は2回戦から登場し、中央中等と西邑楽の勝者と対戦。準優勝の健大高崎も2回戦が初戦となり大間々と高崎東の勝者とぶつかる。ベスト8で、18日開幕の選抜大会で21世紀枠関東・東京地区候補校だった太田は1回戦で渋川青翠と当たる。

 大会は4月16日に開幕し、5月5日の決勝まで高崎城南球場を中心に県内9球場でトーナメントを展開。今回初めてクライムスタジアムぬまたを使用する。上位2校は関東大会(5月21~29日、栃木県)に出場し、8強が夏のシード権を得る。

 今大会から雨などで試合が中断した場合、翌日以降に中断時点から試合の続きを行う「継続試合」を導入する。

 昨秋優勝、関東ベスト8の桐生第一が抜け出ている。本格派右腕の北村流音に加え、他の投手も頭角を現してきた。農大二はマウンド度胸のある左腕黒岩光崇がチームを引っ張り、攻撃力も高い。

 伊勢崎清明や明和県央も虎視眈々こしたんたんと上位進出を目指す。桐生と高崎の伝統校対決も注目だ。

 昨秋4強の前橋商は中曽根幸生ら下級生時から主力の選手が多く、打線に切れ目がない。投手陣の出来が上位進出の鍵を握る。昨夏の覇者、前橋育英は岡田啓吾、横倉拓実がチームの中心。3年ぶりの春の王座を狙う。

 高崎商―前橋は屈指の好カード。高経附、渋川などの公立勢も力がある。

 昨秋準優勝の健大高崎と同8強の太田が有力。健大高崎は強肩捕手の清水叶人がタイプの異なる投手をまとめ、守備からリズムをつくる。太田は新チームでメンバー入りした選手の成長が鍵となる。好打者の阿部圭汰に注目したい。

 昨秋16強同士の戦いとなる館林―前橋工の一戦も見逃せない。

 関学附は攻守にレベルが高い。昨秋、毎試合安打の小林黎空を中心に強打者が並び、投手陣は速球派の好投手が3人そろう。利根商は1年秋から主戦の本格派右腕、高橋輝を筆頭に経験豊富な選手が多い。

 昨秋辞退の樹徳も上位をうかがう。地力のある高崎商大附、昨秋16強の前橋東や新田暁も侮れない。

 新型コロナウイルス感染症予防のため、1回戦から3回戦まで一般客は入場できない。当該校の控え部員と関係者のみ入場を認める。

 有料試合の準々決勝以降は一般客の入場を認める予定だが、新型コロナの感染状況次第で変更の可能性もある。