福島県沖で発生した最大震度6強の地震は、群馬県関係の企業にも影響を及ぼしている。高崎市にある半導体大手の工場は稼働を停止。揺れの大きかった宮城、福島両県に展開する県内企業の小売店舗でも臨時休業が相次いでいる。

 半導体大手のルネサスエレクトロニクス(東京都)は17日時点で高崎工場(高崎市)や那珂工場(茨城県)の操業を停止している。

 高崎工場は地震発生時に稼働していたが、安全装置が作動し自動で停止。約1時間半にわたって停電した。その後、停電は復旧し、同社は製造装置や製品に被害がないか調査中だ。安全が確認でき次第、生産を再開する。

 群馬県に国内唯一の完成車工場を置くSUBARU(スバル、東京都)も地震を受けて群馬製作所(太田市など)の夜間の操業を止めたが、17日朝には通常通り稼働を再開した。

 同社は「影響については精査中」としている。日野自動車(東京都)の新田工場(太田市)も稼働していたが、従業員の避難のために一時停止。安全を確認した後に再稼働し、「生産台数に影響はない」としている。

 眼鏡チェーン「JINS」を全国展開するジンズ(前橋市川原町、田中仁CEO)は宮城県内9店舗のうち、仙台市などの6店舗を臨時休業した。

 揺れで商品が落ちたり、棚が倒れてガラスが割れるなどの被害が出た。担当者によると、再開のめどは立っていない。福島県内でも1店舗が臨時休業となり、別の1店舗では復旧作業のために開店時間を遅らせた。

 ベイシアグループでホームセンターを展開するカインズ(埼玉県)でも宮城、福島の両県で自動ドアの破損や商品落下があり、17日時点で計6店舗を臨時休業とした。

 一方、同社は福島県相馬市と災害協定を結んでおり、同市の要請を受けてブルーシート3千枚を供給することを決めた。

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