戦績を喜ぶ前橋高、高崎女高のメンバー

 高校1、2年生を対象にした囲碁の全国大会、第16回全国選抜大会の団体戦が19日、大阪府東大阪市の大阪商業大で開かれ、男子は前橋高が優勝した。女子は高崎女高が3位に入った。

 大会は各地区の代表校計32校が出場。県勢2校は1月の関東地区大会を勝ち上がり、本大会に進んでいた。

盤石の強さ発揮 前橋

 前橋は出場16校中、唯一の4戦全勝で県勢として大会初優勝。同じく県勢初の栄冠に輝いた昨夏の第45回全国高校選手権大会に続く快挙で、盤石の強さを見せつけた。

 団体戦は各校が同じ試合数を戦い、勝ち数で競う「スイス方式」で行われた。前橋は、ともに2年の主将・山崎涼真と副将・藤本隼也、1年の三将・宮沢優希が出場。花園(京都)に2―1で競り勝つと、旭川東(北海道)を3―0、修猷館(福岡)を2―1でそれぞれ下し、駒場東邦(東京)には2―1で勝利した。

 3勝同士で並んだ駒場東邦との4回戦は事実上の決勝戦となった。関東予選でも決勝を戦った相手で、「同じような碁が打てれば勝てると思い、平常心で臨んだ」と藤本。山崎とともに勝利を収め、優勝を決めた。

 3人は小学生の頃から県内の大会などで顔を合わせてきた。山崎は「互いの強さを分かっているから、信頼して自分の対局に集中できる」と強さを分析する。

 チームが次に見据えるのは、連覇が懸かる全国選手権大会の県予選だ。宮沢は「今回は主将と副将に優勝させてもらったところが大きかった。力を付けてチームの安定感を高めたい」と力を込めた。

無欲で臨んだ大舞台で輝く 高崎女 

 高崎女子は4戦全勝で優勝した東洋女子(東京)に次ぐ3勝1敗の成績を収め、個人の勝ち数などから3位となった。

 2年の宮内俐果主将(17)、1年の曽根希美(16)と今井凜(16)が出場。岡山大安寺中等を3―0で、県立熊本は2―1で下すも、3回戦は準優勝となった県立秋田に1―2で敗戦。最終の仙台白百合学園(宮城)に2―1で勝ち、大会を終えた。

 団体戦は3人同時に対局。仲間の熱気を隣に感じながら、各地区を勝ち抜いた強豪との対戦に臨んだ。宮内は「1年の2人が活躍で支えてくれた」と感謝した。

 当初、個人戦での出場を目指していた宮内が「せっかくなら」と各クラスに呼び掛け、曽根と今井が手を挙げた。「入賞は考えていなかった。驚いている」と宮内。無欲で臨んだ全国の舞台で、好成績をつかみ取った。