「轟みそピザ」をPRするリーさん

 昨年12月、群馬県甘楽町の地域おこし協力隊員になった。宿泊施設、甘楽ふるさと館での調理補助を経て、2月から道の駅甘楽でピザ作りを担当している。

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 米ミシガン州出身で外国語指導助手(ALT)の妻と昨年秋に来日した。妻は同町の小学校に勤務している。自分も地域の役に立ちたいと考え、協力隊員に手を挙げた。

 来日前は、約10年にわたり複数のレストランで働いていた。米国やフランス、イタリアなどの料理を学んだという。

 同町産の野菜で作った世界の料理を地元住民に食べてもらいたいと考えている。日本食も学び、ゆくゆくは他国に紹介していきたいと思っている。

 道の駅では、町の姉妹都市、イタリア・チェルタルド市のタイルで作った窯で、1日に20~30枚のピザを焼いている。

 お薦めは、町の特産品「とどろくみそ」と下仁田ネギを載せたピザ。地元産の小麦でできた生地を薄く仕上げるのがポイントだという。

 毎年この時期に同市から届くオリーブオイルにも、関心がある。前年末に収穫した実を使っている。「甘みがあって、口当たりが軽い」と評する。

 この地で丹精された野菜の味や特徴、季節の郷土料理など多くのことを学んでから、町の食材と米国の文化を組み合わせた新メニューを考案したいと意欲を見せる。会員制交流サイト(SNS)を活用した町の魅力発信にも、積極的に取り組みたいとしている。