「引き渡しの時のお客さまの笑顔がやりがいにつながる」と語る赤岡さん

 「物心両面の幸福の追求」や「上質なくらしづくり」を経営理念に掲げる一条工務店群馬(前橋市)。県内の業者ごとの戸建住宅施工棟数は1位(2020年度、業界紙調べ)で、昨年12月に創業35周年を迎えた。育児・介護と仕事の両立や女性の活躍推進に力を入れ、「県いきいきGカンパニーゴールド認証」も取得する。

■仕事内容

 高崎南展示場(高崎市)の営業スタッフ、赤岡勇紀さん(27)は入社5年目ながら一条工務店グループカンパニーの全国優秀営業社員に何度も選出されたトップセールスマンの一人だ。業界では年間5~7件程度の契約が取れれば一人前と言われるが、赤岡さんは21年の1年間で16件を受注。「こちらの売りたい都合を押しつけるのではなく、お客さまの不安を取り除く接客を心掛けている」

 多くの人にとって家は一生に一度の買い物だ。顧客から「赤岡さんだから一条に決めた」と言ってもらえることが、何よりも励みになるという。

■キャリアアップ

 「営業」「設計」「施工管理」などの職種がある。入社後は、マナー研修や業界の基礎知識などの総合研修を1カ月ほど受ける。5月中に希望職種に配属され、実務研修(OJT)で業務を学ぶ。営業・設計は入社半年、施工管理は同10カ月程度で現場デビュー。配属後1年間は先輩社員がメンターとして支援する。

 勤務地の展示場や担当エリアは、自宅からのアクセスを考慮して決められる。建築士や施工管理技士、宅地建物取引士などの資格取得者には、毎月手当が支給される。

■就活ポイント

 赤岡さんは、理系学部で食品関係の研究をしていたが、家電量販店でのアルバイト経験から接客業に興味を持った。中でも顧客と息の長い付き合いができる住宅メーカーを志望し、「自分ならどんな家に住みたいか」という視点で企業研究を進めた。「就職先ではなく、マイホームを選ぶ心境だった」と笑う。

 学生には「理系文系の枠にとらわれず、視野を広げて自分の可能性を探して」とアドバイスする。

あかおか・ゆうき 1994年生まれ。高崎市出身。前橋育英高―東京工科大卒。2017年4月に入社し、営業職として前橋展示場に配属。22年3月から高崎南展示場に勤務する。

赤岡さんの1日

8:00 起床。妻と朝食をとり、スーツとネクタイを選ぶ
9:30 出勤
9:45 高崎南展示場に到着
10:00 業務開始。建築予定地や現場の調査。高崎市役所で用途地域や法令確認など
12:00 ランチ。高崎駅前の飲食店に出向くことが多い
13:00 午後の業務開始。建築予定の住宅や土地について顧客と打ち合わせ
15:00 新規来場者の接客。図面や見積書の作成や土地提案資料の準備など
19:00 定時退社
20:00 入浴や夕食など
21:00 妻と軽く晩酌
22:00 ネコと遊ぶ
24:30 就寝

企業データ

▽設立1986年12月
▽従業員数180人(関連会社含む)
▽売上高108億2984万円(2020年度実績)
▽新卒採用人数5人(22年4月見込み)
▽初任給
 大卒21万400~21万5300円 (基本給、職種による)
 短大・専門卒17万7200~18万9200円(同)

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