群馬県渋川市の国道17号中村交差点の渋滞緩和に向け、国土交通省は25日、交差点の立体化事業に新年度から着手すると明らかにした。交差点を起点とする渋滞が慢性的に発生しており、市などが要望していた。

 同省高崎河川国道事務所によると、計画では交差点を中心に800メートルほどの区間を立体化する。交差点から分岐する国道17号渋川西バイパス(県道渋川東吾妻線)をまたぐ形で国道17号を陸橋にし、両脇に関越道渋川伊香保インターチェンジ(IC)や同バイパスへのアクセス道を設ける。

 渋滞緩和のほか、交差点付近での死傷事故の減少も期待される。新年度予算に5千万円を充て、設計に取り組む。総事業費は約30億円を見込んでいる。

 交差点は同IC新潟方面の出入り口から沼田方面に約400メートルの場所にある。観光シーズンは、伊香保温泉や草津温泉などに向かう車が集中。国道の渋滞がICの出口をふさぎ、関越道で数キロにわたる渋滞が生じることもある。

 立体化は、同バイパスが全線開通する予定の2025年度までの完成を市が求めており、上信自動車道の沿線自治体の首長らでつくる上信自動車道建設促進期成同盟会も要望していた。