顧客に寄り添った対応を心掛ける堤さん

 本県を中心に37店舗を展開するメガネ・補聴器の板垣(伊勢崎市本町)。キャッチフレーズは「メガネ着がえてみませんか」。2024年に創業100周年を迎える同社は、地域密着型の店舗運営で、顧客の暮らしの変化や子どもの成長に合わせたサービスを提供する。

■仕事内容

 「お客さまに顔や名前を覚えてもらい、『ありがとう』の言葉を頂けたときにやりがいを感じる」。メガネのイタガキ吉岡店(吉岡町大久保)で働く入社3年目の堤朱音さん(25)は、仕事の楽しさについて語る。顧客の声に耳を傾け、より良い商品を提案できるように心掛けている。

 現在は主に眼鏡や補聴器の販売業務を担当。視力測定や眼鏡のメンテナンスなど顧客の来店の目的に合わせて対応する。「うちの家族は全員イタガキさんだよ」といった顧客との何げない会話から、地域に根差した企業だと感じている。

 高齢化に加え、新型コロナウイルス感染拡大でマスクの着用が日常化したことを背景に、補聴器の需要が高まっている。そのため、現在は補聴器の専門知識を持つ「認定補聴器技能者」の資格取得に向けて励む。

■キャリアアップ

 入社後、接客マナーや眼鏡の仕組みなどを学ぶ20日間ほどの研修を経て各店舗に配属される。堤さんは原町店(東吾妻町原町)に配属され、年齢の近い先輩からマンツーマンで指導を受けた。

 その後も同期社員と悩みなどを共有したり、眼鏡や補聴器について学んだりするフォロー研修が定期的に行われる。堤さんは「研修などの教育制度が充実しているので、不安は少なかった」と振り返る。

■就活ポイント

 学生時代は地域づくりについて勉強したため、地域貢献できる県内企業を中心に就職活動を進めていた。合同企業説明会で出合った同社が地域密着型の企業だと強く感じ、志望した。後輩には「若手社員の話を聞くことができれば、入社後のイメージがしやすい」とアドバイスを送る。

つつみ・あかね 渋川市出身。吾妻高―高崎経済大地域政策学部卒。2019年4月に入社し、原町店、渋川店を経て20年4月から現店舗に

堤さんの一日

7:30 起床
9:30 出社
9:45 始業。朝礼、清掃など開店の準備
10:00 開店。販売業務や点検業務、商品を顧客に渡す準備
12:00 昼休み
13:00 販売や発注業務のほか、ブログ作成など手掛ける
17:00 休憩
19:00 閉店
20:00 帰宅。夕食
21:00 ウオーキング
23:00 就寝

企業データ

▽設立年 1981年
▽従業員数 219人
▽新卒採用数 6人(2022年4月入社予定)
▽初任給
 大卒20万円
 短大・専門卒 18万円