笑顔で明るい窓口対応を心掛ける岩崎さん。支店はアットホームな雰囲気で先輩に相談しやすい

 伊勢崎、太田を中心に県内に出張所を含めて20店舗を展開するアイオー信用金庫(伊勢崎市中央町)。経営理念に「共存同栄」を掲げ、地域と顧客、同金庫、職員の3者が三位一体で発展することを目指す。近年は「地元のソリューションをミライへ」をスローガンに地域貢献活動も重視する。

■仕事内容

 同金庫で最大規模の境支店(同市境)で、口座や為替を管理する預金係を務める岩崎茜さん(22)。預金係は窓口で利用客と接する機会が最も多く、硬くならず心を開いてもらうために雑談も大事にする。雑談の重要性は先輩から学んだといい、会話を糸口に教育ローンなどを紹介できたこともある。

 今年からは裏方で書類対応することが増え、知識と経験のなさを痛感する日々だという。「まだまだ先輩に教えてもらうばかり。もっと勉強し、経験も増やして頼られる人材になりたい」と笑顔を見せる。

■キャリアアップ

 各支店には預金係以外に、ローンなどを担当する融資係、地元の事業所などを回る渉外係がある。入庫後は3週間ほど本店で社会人のマナーや金融の基本知識などを学んだ後、支店に配属される。ほとんどの新入職員が全業務の基本を押さえる預金係からスタートし、数年単位でジョブローテーションしながら満遍なく経験を積む。

 境支店では「全員で新人を育てよう」という意識があり、新人が教育係の先輩に限らず、近くにいる誰にでも質問しやすい雰囲気づくりに努めているという。

■就活ポイント

 高校生の時、同金庫が協賛する伊勢崎シティマラソンに出場し、金庫のことを知った。短大卒を控え金融の知識は自分自身の生活にも役立つと考え、県内の金融機関を中心に就活をした。面接対策に最も力を入れ、教授や就活担当の職員を相手に週に数回の練習を繰り返した。卒業生が残した想定質問を基に応答を考え、繰り返すほどに自信につながった。

 「面接は自分を一番アピールできるポイント。自信を持って笑顔でいることを心掛けてほしい」とアドバイスする。
(大森未穂菜)

いわさき・あかね 太田市出身。伊勢崎高―育英短期大現代コミュニケーション学科卒。2019年入庫

岩崎さんの1日

6:30 起床。テレビでニュースや天気予報を見て、雑談につながる情報がないか確認する
8:15 出社。掃除など開店準備
9:00 開店。書類手続きや窓口対応など
11:30 昼休憩。持参した弁当を食べる。同僚と近くの飲食店へ行くこともある
15:00 窓口が閉まる。終業に向けて一日の精算や整理など
17:30 退社
18:00 帰宅。テレビや動画配信サイトを見て息抜き
23:00 就寝

企業データ

▽設立年 1928年
▽役職員数 295人(パート含む、2021年3月末)
▽預金量 3196億円(21年3月末)
▽新卒採用数 9人(21年4月)
▽初任給
 大卒   19万円
 短大卒 17万1000円